シドニーで初めて、シドニーを出発して日帰りでカウラを訪れ、日本人戦没者墓地を慰霊するツアーを西本願寺の渡部さん、カウラ市の関係者の方々との協力で催行することができました。
カウラはシドニーから約350km離れた内陸の町で、第二次世界大戦中には日本人捕虜収容所があった場所です。そしてこのカウラ捕虜収容所では、「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」という戦陣訓が重石になった日本人捕虜達が集団脱走を図り、231人もの日本人捕虜と4人のオーストラリア兵が亡くなりました。
これら235人の日本人捕虜と4人のオーストラリア兵を追悼しました。

カウラの日本人墓地の前で記念撮影

オーストラリア墓地の前から追悼式はスタート

オーストラリア戦没者のお墓です

ツアーランドから献花をしました

グラハム・ランフト氏の尺八の演奏がBGMとなり厳かな雰囲気となりました

オーストラリアの後は日本人戦没者墓地へ移動しました

追悼式での雨は戦没者達の悔し涙にも、嬉し涙にも思えました

参加者は、過去の悲惨な出来事を思い一心に追悼しました

参加者の焼香も行われました

(左)シドニー西本願寺 渡部重信氏
(中)カウラ日本人交流会会長 ドン・キプラー氏
(右)ツアーランド・シドニー店代表 ともこ

オーストラリアの捕虜第一号「南の国で忠節を尽くす男」南忠男の墓碑

追悼式も終了し、多くの献花が添えられました

カウラ捕虜収容所跡地はだだっ広い野原でした

ここが日本人が抑留されていた場所ですが、今はただただ広々とした野原です

柵の中に入って収容所の基礎が残る場所まで行ってみました

ここで南忠男はトイレットペーパーに「○」を付けたのでしょうか・・・

カウラインフォメーションセンターでは、収容所の全形の模型がありました

カウラタウンの平和の鐘で世界平和の祈願をしました

鐘はついてもよいので、みんな楽しくつかせていただきました

今日は、第二次世界大戦へタイムスリップしたような一日でした